ネット上の情報で散見されるのが「クリニックのテープが無くなったらキズパワーパッドを小さく切って使えば良い」というライフハックです。しかし、このほくろ除去におけるキズパワーパッドの代用には落とし穴が存在します。
市販のキズパワーパッドも同じハイドロコロイド素材ですが、一般家庭用として粘着力が非常に強力に設計されています。顔の皮膚は薄く、特にほくろを削った直後の組織は極めて脆弱です。剥がす際の牽引力(引っ張る力)が強すぎるため、新しく出来上がったばかりの表皮を物理的に剥離させてしまい、出血や陥凹瘢痕を引き起こすケースが報告されています。どうしても代用する場合は、粘着力を手の甲などで少し落とすか、ドラッグストアで市販されている「顔用・スポット用ハイドロコロイドパッチ」や「マイクロポアサージカルテープ」を選択するのが賢明です。
また、術後の失敗を招く3大NG行動として以下の点が挙げられます。
- NG行動1:気になって指で患部を触る・いじる(手指の黄色ブドウ球菌による局所感染のリスク)。
- NG行動2:激しい運動や長風呂・サウナ(血流が急激に促進され、毛細血管の拡張や術後出血を誘発)。
- NG行動3:テープの上からパウダーをはたくだけで紫外線対策を怠る(未熟な皮膚は紫外線をダイレクトに吸収してしまう)。