三上悠亜の芸能界キャリアの原点は、2009年3月に開催された「SKE48第2期メンバーオーディション」に合格したことに始まります。本名である「鬼頭桃菜」名義で活動を開始した彼女は、愛らしいルックスとしなやかなダンスパフォーマンスで頭角を現し、同年12月にはチームEの正規メンバーへと昇格しました。
2012年発売の8thシングル『片想いFinally』では悲願の初選抜入りを果たし、松井珠理奈や松井玲奈らと共にSKE48黄金期の一翼を担う存在として期待を集めました。当時の握手会データやファンの声(当時の劇場公演アンケートやファンコミュニティの記録)を振り返ると、彼女は「抜群のビジュアルと愛嬌のある対応力」でコアなファン層を急速に拡大させていたことが分かります。
しかし、48グループ特有の熾烈な選抜競争と過密なスケジュールの中で、自己表現の方向性と運営方針との間に徐々にギャップが生じていきました。当時の特番インタビューや後の手記で語られた「自分がどう見られているのか、何を求められているのか常に葛藤していた」という言葉の通り、華やかなスポットライトの裏で精神的な重圧と戦い続ける日々が続いていました。