大阪学芸高校を語る上で欠かせないのが、関西ジャニーズ(現STARTO ENTERTAINMENT所属タレント)のメンバーをはじめ、NMB48のメンバー、女優、プロスポーツ選手など、数多くの出身有名人を送り出してきた「特技コース」の存在です。メディアでは時に「西の堀越」「関西の日出(現・目黒日本大学高校)」とも形容されます。
なぜ、これほどまでに第一線で活躍するタレントやアスリートが大阪学芸高校を選ぶのでしょうか。関西の芸能プロダクション関係者および学校関係者の取材から見えてくるのは、単なる「芸能人受け入れ」にとどまらない、制度化されたサポート体制と信頼関係です。
第一に挙げられるのが、公欠制度と単位取得のフォロー体制です。ドラマ撮影、舞台公演、全国ツアー、国際大会遠征などで長期の欠席を余儀なくされる生徒に対し、学校側は公式な活動証明書に基づいた公欠を認定。放課後の補習やオンライン課題、レポート提出を通じた単位履修の仕組みが極めてシステマチックに運用されています。
第二に、セキュリティとプライバシー保護の徹底です。校内でのタレント生徒に対する特別扱いは排除しつつも、SNSへの写真無断投稿の禁止や、一般生徒への情報モラル教育が厳しく徹底されています。本人の自立心と学業意識を尊重し、学校生活の場を「一人の高校生として安心していられる避難所」として機能させている点が、大手芸能事務所や保護者からの絶大な信頼に繋がっています。