本作の熱量を極限まで高めたのが、小比類巻かほるが歌う主題歌『NEVER SAY GOOD-BYE』(原曲:ボニー・タイラー『Hold Out for a Hero』)です。圧倒的な声量と突き抜けるハイトーンボイスで歌われるサビのフレーズは、未記の不屈の闘志と完璧にシンクロし、当時の音楽チャートを席巻しました。
劇中で芥川隆行による重厚なナレーションが流れるオープニング映像は、今見ても鳥肌が立つほどの緊迫感を誇ります。「この物語は、過去に傷を持つ一人の少女が、ドラムスティック一本で自らの運命を切り拓いた愛と闘いの記録である」というナレーションとともに響く力強いビートは、視聴者を一瞬で大映ワールドへと引き込みました。
また、本作のロケ地として多用された横浜市中区の本牧周辺や山手、湘南海岸の倉庫街などは、昭和末期の乾いた空気感を象徴する聖地として、今なお多くのオールドファンが聖地巡礼に訪れています。港町特有の異国情緒と昭和レトロな倉庫街のコントラストが、バンドにかける若者たちのリアルな疾走感を際立たせていました。