SNSのコミュニティや知恵袋、ブリーダーへの聞き取り調査を行うと、見た目の可愛らしさだけでは見落とされがちな「生活のリアル」が浮かび上がってきます。
フレンチブルドッグのオーナーから多く寄せられるのは「抜け毛の多さとにおい・皮膚ケアの手間」です。短毛種なのでトリミング不要と思われがちですが、硬い針のような毛が年間を通じて抜け落ち、服やカーペットに刺さります。また、顔のシワの間に汚れが溜まりやすく、こまめに拭き取らないと皮膚トラブルを起こしやすいという特徴があります。一方で「人間のような豊かな寝相といびき、底抜けに陽気な甘えん坊気質に癒やされる」という熱狂的なファンが多いのも事実です。
ボストンテリアの飼い主からは「想像以上の運動量とジャンプ力」に驚く声が目立ちます。テリア種の血を引いているため動体視力と瞬発力が高く、室内でもボール遊びをエネルギッシュにこなします。「しつけの飲み込みが早く無駄吠えが少ないため集合住宅でも飼いやすい」という高評価がある反面、飼い主の感情を敏感に察知する繊細さを持っているため、過度な叱責はストレスになりやすい傾向があります。
近年話題になることが多い「ボストンテリアとフレンチブルドッグのミックス犬(通称:フレンチボストン/ボステリア)」についても、両親のどちらの骨格や気質を強く受け継ぐか予測が難しいため、短頭種双方の健康リスクを踏まえた計画的な飼育姿勢が求められます。