2005年に劇場公開された不朽の名作『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』は、当時のファンタジー映画界に巨大な金字塔を打ち立てた。製作を手掛けたウォルト・ディズニー・ピクチャーズとウォールデン・メディアは、C・S・ルイスが遺した世界屈指の児童文学を圧倒的なスケールで具現化。数あるハイ・ファンタジー映画の中でも、ひときわ詩情あふれる世界を創り上げた。
オーディションで数千人もの候補者の中から見出されたのが、当時無名だったジョージー・ヘンリーだ。彼女が演じた末っ子のルーシーは、純粋さと揺るぎない信じる心を持つキャラクターだった。タムナスさんとの出会いやアスランへの無垢な信頼。CG技術が飛躍的な進化を遂げていた時代にあって、観客の心を真に揺さぶったのは、彼女の見せた嘘偽りのない感情のゆらめきそのものだった。