1970年代から80年代にかけて、日本の芸能界のトップランナーとして走り続けた坂口良子。日本テレビ放送網の名作ドラマ『前略おふくろ様』や『池中玄太80キロ』で見せた健気で可憐な演技は、昭和ホームドラマの金字塔として今も語り草だ。映画界でも東宝株式会社配給の金田一耕助シリーズ『犬神家の一族』などで鮮烈な印象を残し、誰もがその国民的人気に心を奪われていた。
時代が移り変わった現在も、Amazon Prime VideoやU-NEXTといった動画配信プラットフォームを通じて彼女の出演作に触れた若い世代から、「圧倒的な透明感と確かな演技力」と感嘆の声が上がっている。しかし、スターダムの頂点にいた彼女を待ち受けていたのは、プライベートでの過酷な試練だった。