子宮筋腫は何センチで手術?5Cm・10Cmの基準と症状別の判断法とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
子宮筋腫の手術を検討する際、術式の選択は「将来の妊娠希望の有無」「筋腫のサイズと個数」「体への負担」の掛け合わせで決定されます。代表的な治療法の詳細と特徴を比較表に整理しました。
治療法・術式主な適応・特徴入院期間・復帰の目安費用目安(3割負担・高額療養費適用前)腹腔鏡下子宮筋腫核出術筋腫のみを切除し子宮を温存。妊娠希望がある方に第一選択。傷が小さく術後の癒着が少ない。入院:4〜6日
社会復帰:約1〜2週間約20万〜35万円(保険適用)子宮全摘術(開腹/腹腔鏡)子宮ごと摘出。妊娠を希望せず再発を完全に防ぎたい場合。卵巣を残せばホルモン分泌は維持。入院:5〜8日
社会復帰:約2〜4週間約25万〜40万円(保険適用)開腹子宮筋腫核出術10cm超の巨大筋腫や多発性筋腫(数十個以上)に対応。視野が広く確実な止血が可能。入院:7〜10日
社会復帰:約3〜4週間約20万〜30万円(保険適用)子宮動脈塞栓術(UAE)カテーテルで筋腫への血流を遮断し壊死・縮小させる血管内治療。メスを使わない。入院:2〜4日
社会復帰:約4〜7日約30万〜45万円(保険適用条件あり/自費の場合は約50万〜80万円)
腹腔鏡下手術のメリットは、お腹を大きく切開しないため創部の痛みが軽く、入院期間が短縮できる点にあります。体積が大きい場合でも、後述するホルモン療法で事前にサイズを小さくしてから腹腔鏡へ持ち込むアプローチが一般的です。なお、公的医療保険が適用される手術では、高額療養費制度を利用することで月ごとの自己負担上限額(一般的な所得区分で約8万〜9万円)に抑えられます。