公立の中学校教諭として普通に働いているだけでは、残念ながら年収1000万円に到達するのは極めて難しい。地方公務員の給与は「公安職」や「行政職」などと同様に条例で定められており、教員の給与は「教育職給料表」に基づいている。一般的な教諭の平均年収は、40代で600万円から700万円台、50代のピーク時でも800万円前後で頭打ちになるのが現実だ。
では、公立で大台に乗せるにはどうすればいいのか。答えは「管理職への昇進」と「地域手当」の掛け算にある。東京都や大阪府といった大都市圏の公立中学校で、校長にまで登り詰めた場合、基本給に加えて管理職手当や地域手当が上乗せされ、年収は950万円から1000万円の大台に滑り込む。特に50代後半で大都市圏のマンモス校を率いる校長になれば、退職金を含まない純粋な額面年収で1000万円を超えるケースは珍しくない。