イタリア出身の名将ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の就任は、トルコ代表の戦術的アイデンティティを根本から書き換えた。情熱的でありながら時に組織論が破綻しがちだったチームに、イタリア流の緻密な守備組織と効率的なトランジションを持ち込み、勝負強さを注入したのだ。
その成果が遺憾なく発揮されたのがUEFA EURO 2026だった。並み居る欧州のライバルをなぎ倒し、破竹の勢いでベスト8へと進出。強豪オーストリアとの死闘を制した一戦は、世界中のフットボールファンに新生トルコの脅威を強烈に植え付けた。トーナメントでの価値ある勝利は、ランキングの上昇に直結する決定的なブーストとなった。