名曲の復活劇の裏で、現在進行形のビジネス摩擦も表面化している。現代の音楽産業において、ストリーミングサービス上の過去カタログから生じるロイヤリティの再分配問題は極めてシビアだ。SpotifyやYouTubeといった主要プラットフォームにおける莫大な再生回数が生み出す収益を巡り、レーベル側と制作チームの間で水面下の権利再編が行われていた。
さらに、Netflixをはじめとする大手動画配信サービスでの劇中曲使用(シンクライセンス)を巡るマスター権の解釈においても、過去の契約内容との食い違いが発覚。キャピトル・レコードが保管していた過去の原盤権契約が、現在のデジタル配信市場の仕様と噛み合わず、権利処理の調整に時間を要していた背景がある。今回のリークは、メガヒット曲がストリーミング時代に直面するリアルな法的相克を白日のもとに晒した。