広島電鉄の八丁堀電停から徒歩ですぐ、オフィスビルや商業施設が立ち並ぶ中心街の一角に、時が止まったかのようなレトロな看板を掲げる「肉のますゐ」。戦後の復興期から今日に至るまで、地元広島の人々に良質な肉を安く提供し続けてきた老舗です。
店舗の正面右手は街の精肉店、左手の暖簾をくぐるとテーブル席が並ぶ洋食レストラン、そして階段を上がった2階には畳敷きのお座敷が広がるという独特の構造を持っています。昼時には近隣で働くビジネスパーソンや学生、遠方からの観光客が入り乱れ、店内は常に活気であふれています。
世代を超えて「ますゐのカツで育った」「特別な日のすき焼きはますゐの座敷だった」と語る広島市民は少なくありません。単なる安売り店ではなく、確かな肉の目利きと変わらぬ伝統の味を守り続けているからこそ、長年トップクラスの支持を集めています。