日中の最も暑い時間帯、街からは人影が消える。まるで中東や南欧の「シエスタ」を導入したかのように、午後1時から4時頃までは多くの個人商店がシャッターを下ろし、人々は涼しい室内に身を潜める。屋外での建設作業や農作業は、日の出前の早朝か、あるいは日没後の夜間にシフトせざるを得ない。
この変則的な労働シフトは、経済活動のあり方を根本から変えつつある。夜間に稼働する店舗が増える一方で、昼間の街並みは静まり返り、まるでゴーストタウンのような静寂が支配する。気候変動は、私たちの生活リズムそのものを強制的に書き換えているのだ。