Q1:市販の大豆イソフラボンや豆乳を大量に摂取すれば、女性化したりヒゲが薄くなったりしますか?
A1:通常の食事や適量のサプリメント摂取で身体が女性化することはありません。大豆イソフラボンに含まれるエクオールなどはエストロゲン受容体に弱く結合しますが、その生理活性は生体のエストラジオールの千分の一から数万分の一程度です。ただし、過剰なサプリメントの大量摂取は胃腸障害や内分泌バランスの乱れを引き起こす可能性があるため、製品の目安量を守ることが鉄則です。
Q2:一度女性化ホルモン治療を開始した後、途中でやめたら元の男性の体に戻りますか?
A2:部分的には戻りますが、完全には戻りません。肌質や体脂肪のつき方、体毛の濃さはテストステロンの回復に伴ってある程度元の状態に戻ります。しかし、発達してしまった女性化乳房(乳腺組織)は自然には消滅せず、長期間抑制された精巣の造精機能や勃起機能も元通りに回復しないケース(恒久的な不妊・ED)が多々あります。
Q3:男性が薄毛(AGA)対策として女性ホルモンを飲むのは効果的ですか?
A3:抜け毛の抑制効果自体は認められますが、医学的には完全に不適切です。AGA治療には、男性ホルモン全体を遮断するのではなく、脱毛の直接原因物質(DHT)への変換酵素のみを阻害する「フィナステリド」や「デュタステリド」という承認薬が存在します。女性ホルモン剤を飲むとAGA改善のメリットを遥かに上回る女性化乳房、ED、血栓症といった深刻な全身性副作用を被るため、絶対に推奨されません。