集中力を削ぐ最大の敵がスマートフォンであることは言うまでもない。だが、単に「机の上に置かない」程度では対策として甘い。研究によれば、スマホが視界に入っているだけで、たとえ電源がオフであっても脳の認知能力が低下することが分かっている。脳が「スマホを無視しよう」と意識するだけで、貴重なワーキングメモリを消費してしまうからだ。
今、成果を出している学習者が実践しているのは、物理的な遮断だ。タイムロックコンテナにスマホを閉じ込める、あるいは別室に置く。さらに一歩進んで、勉強用デバイスからはSNSやゲームのアプリを完全に削除する。誘惑を「我慢する」のではなく、「誘惑と戦う選択肢すら作らない」環境設計こそが、現代のスマートな選択と言える。