かつて世田谷区や杉並区を拠点とした複数の暴走族(宮前愚連隊、用賀喧嘩會、永福町ブラックエンペラーなど)の連合体として結成された関東連合は、2026年現在、かつてのようなピラミッド型の強固な組織としては完全に消滅しています。法執行機関の徹底的な締め付けと主要幹部の逮捕・逃亡により、看板を掲げて集団行動を起こす基盤は完全に失われました。
警察庁が2013年に新設した「準暴力団(現・匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウの前身組織形態)」の第1号指定を受けたことで、構成員に対する銀行口座開設の拒否や不動産契約の排除など、暴力団排除条例と同等の厳しい包囲網が敷かれました。その結果、OBネットワークは物理的にも経済的にも分断を余儀なくされています。
現場取材や社会治安データの分析によると、元メンバーたちの動向は大きく3つのグループに分かれています。1つ目は完全にアンダーグラウンドから足を洗い、建設業や飲食業、IT関連ビジネスで堅気に戻った層。2つ目は指定暴力団の傘下組織へ正式に加入した層。そして3つ目が、小規模な特殊詐欺やグレーゾーンの資金調達ビジネスへ個別に関与する「匿名・流動型」の残党です。かつてのように徒党を組んで六本木のクラブを闊歩する姿は、完全に過去の光景となりました。