ネット検索で「韓国 嫌い」というキーワードが途切れることなく打ち込まれ続ける背景には、複合的な要因が絡み合っています。大手掲示板やSNS、知恵袋などの投稿を詳細に定性分析すると、日本人が韓国に対して抱く反発や違和感の根源は、大きく4つのカテゴリーに集約されます。
第1の決定的な要因は、国家間の合意や約束に対する信頼の毀損です。1965年の日韓基本条約および請求権協定、さらには2015年の日韓慰安婦合意など、日本側が「最終的かつ不可逆的な解決」と認識した事案に対し、韓国側の政権交代によって見直しや事実上の破棄が繰り返されてきた経緯があります。この「ゴールポストが常に動かされる」という印象が、多くの日本国民に「いくら対話や支援を重ねてもキリがない」という徒労感と強い不信感を植え付けました。
第2に、過剰なナショナリズムの表出とスポーツ・国際舞台でのマナー摩擦が挙げられます。オリンピックやWBC、サッカー日韓戦といった国際大会における政治的主張の持ち込み、相手国選手へのリスペクトを欠いた言動、あるいは竹島(韓国名・独島)を巡る領有権主張のアピールなど、純粋な競技や文化交流に政治を持ち込む姿勢に対して強い拒絶反応を示す人が少なくありません。
第3は、メディアによる偏向報道への反発と「ゴリ押し」感です。2010年代初頭の地上波フジテレビ騒動に代表されるように、テレビをはじめとする大手マスメディアが過剰に韓流カルチャーを持ち上げたことに対し、「無理やり流行を押し付けられている」と感じた視聴者がネットに流れ、批判言説を形成していきました。
第4は、文化的な価値観や感情表現の違いから生じる摩擦です。韓国の「恨(ハン)」の文化や、感情をストレートにぶつけて是正を迫る自己主張のスタイルは、調和や謙譲を美徳とする日本の伝統的なコミュニケーション規範と真っ向から衝突します。「自分たちの正義を声高に主張し、他者を厳しく指弾する」という韓国社会特有の言論風土が、日本側からは「傲慢」「感情的すぎる」と映ってしまう心理的メカニズムが存在します。