2026年10月17日に飛び込んできた突然の訃報を受け、所属事務所『オフィスコバック』は翌18日、公式サイトを通じて西田敏行さんの死因が「虚血性心疾患」であったことを正式に公表しました。同社のアナウンスによると、検死の結果割り出された死亡推定時刻は10月17日の午前6時頃。眠っている間に心臓の異変に見舞われ、そのまま旅立たれたと考えられています。
虚血性心疾患とは、心臓の筋肉(心筋)へ酸素や栄養を送る冠動脈が動脈硬化や血栓によって狭窄、あるいは閉塞し、心筋への血流が著しく滞る疾患の総称です。代表的な病態として「心筋梗塞」や「狭心症」が含まれ、致死的不整脈を誘発して短時間で死に至るケースが少なくありません。厚生労働省の人口動態統計や循環器専門医の解説でも、中高年層における「突然死」の直接的な要因として最も高い割合を占める疾患群の一つとして知られています。
報道各社の取材に応じた循環器科の専門医師らは、「睡眠中の早朝時間帯(午前4時〜8時頃)は、交感神経の緊張や急激な血圧変動、体内の水分不足による血液粘度の亢進が重なり、冠動脈イベントが極めて発症しやすい魔の時間帯」であると指摘しています。苦悶の表情を浮かべる間もなく、突如として心停止へ至った可能性が極めて高く、周囲も前兆を察知できなかった無念さが浮き彫りとなっています。