ネット上の掲示板やSNSでは、初心者の「カメを何十匹も狩ったのに甲羅を落とさない」「バグではないか」という悲鳴が定期的に散見されます。しかし、マイクラのカメを倒しても落ちない理由は不具合ではなく、開発元であるMojangが意図的に組み込んだ厳格なゲームデザインにあります。
公式の開発者インタビューやコミュニティへの声明によると、マインクラフトに実在の絶滅危惧種や野生生物(ウミガメ、イルカ、ホッキョクグマ、パンダなど)を追加する際、「プレイヤーが利益目的で動物を殺傷する動機を与えない」という強固な倫理的ガイドラインが敷かれています。ウミガメの密猟や甲羅(べっ甲)の商業取引が国際的に問題視されるなか、ゲーム内でも「倒して奪う」のではなく「保護し、繁殖させ、誕生を育む」プロセスを経なければ対価が得られない仕組みが構築されたのです。
そのため、成体のカメを倒した際に得られるドロップアイテムは0〜2個の「海草」と少量の経験値オーブのみ。どれほど強力な「ドロップ増加(アイテムボーナス)」の剣で倒し続けても、ウロコや甲羅が直接ドロップすることは確率上あり得ません。甲羅を手に入れるためには、自然の生態系を再現した育成サイクルへ足を踏み入れる必要があります。