入会を迷っているファンが最も知りたい核心は、「支払った年会費以上のリターンが得られるか」という点に尽きます。球団が提示する公式料金体系を確認すると、レギュラー会員の阪神タイガースファンクラブ年会費は税込3,900円(Web申し込みの場合)に設定されています。プロ野球12球団のファンクラブ相場(3,500円〜5,500円)と比較しても、阪神の設定は中央値よりやや抑えられた良心的な価格帯です。
この3,900円に対して提供される阪神タイガースファンクラブ特典の核となるのが、毎年デザインが一新される入会記念品グッズです。球団の企画担当者が「実用性と日常使い」を徹底追求して開発するアイテム群は、オリジナルボストンバッグ、ウインドブレーカー、マルチクッカー、高機能ブランケットなど多彩な選択肢から1点を選択できます。同等スペックのプロ野球公式ライセンスグッズをショップで購入すれば、実売価格でおよそ3,000円から4,500円相当に達するため、記念品を受け取った瞬間だけで年会費の大部分、あるいは全額相当が回収できる計算が成り立ちます。
さらに経済的メリットを決定づけるのが、甲子園球場座席優待による割引効果です。ファンクラブ会員向けに設定される特別割引販売では、一般前売り価格と比較して1試合あたり300円から500円程度安くチケットを購入できます。年に甲子園へ2回から3回足を運ぶファンであれば、チケット代の差額と記念品の市場価値を合算するだけで、投じた年会費の元を取るどころか明確なプラス収支へ転換します。「年に複数回、甲子園に足を運ぶ意思がある人にとって、経済的な損が発生する確率は極めて低い」というのが、編集部が導き出した最初の結論です。