若者と外国人客がレコードショップへ殺到する理由!2026年最新の真相

若者と外国人客がレコードショップへ殺到する理由!2026年最新の真相

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ストリーミングのアルゴリズムが「あなたへのおすすめ」を機械的に提示する日常のなかで、若年層がレコードショップに足を運ぶ最大の動機は、自らの手で偶然の出会いを手繰り寄せる「能動的な音楽体験」にあります。スマートフォンをタップすれば1秒で音楽が再生される利便性と引き換えに失われた「手触り」や「重み」を、若い世代は新鮮な価値として捉え直しています。

店舗を訪れる外国人客の購買行動も見逃せません。欧米の音楽インフルエンサーによる拡散を契機に始まった日本のシティポップや昭和歌謡、80年代フュージョンの再評価は定着を見せ、山下達郎や竹内まりや、大貫妙子らのオリジナル盤は、インバウンド客にとって「日本でしか買えない極上のヴィンテージ品」と化しています。円安傾向の恩恵も手伝い、都内の大型店では平日の昼間からスーツケースを抱えた海外客が壁掛けの貴重盤をまとめ買いしていく光景が日常化しました。

社会心理学の観点からこの現象を解釈すると、コンテンツの無形化が進んだことで生じた「心理的所有感(Psychological Ownership)」の欠乏が背景にあります。約31センチ四方の大型ジャケットは、単なる外装ではなく部屋に飾るアートピースとして機能し、A面からB面へと30分ごとに盤をひっくり返す所作そのものが、タイパ至上主義に疲れた現代人の「感覚を取り戻す儀式」として消費されているのです。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。