テレビCMやSNSの広告では、毎日のように「サラサラ成分」や「若々しさを保つ」といったキャッチコピーが躍っています。こうした商業主義的なプロモーションが、消費者に「薬ではないからいくら飲んでも安全だ」という誤解を与えてきました。サプリメントは食品に分類されるため、医薬品のような厳格な副作用表示が義務付けられていないことも、この問題を複雑にしています。
しかし、濃縮された成分をカプセルで摂取することは、自然な食事から栄養を得るのとは根本的に異なります。イワシやサバを食べる際には、タンパク質やビタミン、ミネラルなど様々な栄養素が相互に作用し合いますが、特定の脂肪酸だけを大量に抽出すれば、体内の微細な栄養バランスが崩れるのは当然の帰結と言えるでしょう。