首すじが凝ったからといって、力任せに親指を突き立ててグリグリと揉む行為は今すぐやめるべきだ。日本理学療法士協会の専門家らも警鐘を鳴らしているが、首の側面には頸動脈やデリケートな神経叢が密集している。無理な圧迫は筋線維を微細断裂させ、かえって筋肉を硬化させる「もみ返し」や炎症を招きかねない。
痛みが腕に放散している場合や、頭痛・めまいを伴う場合は、自己判断を避けて整形外科を受診することが鉄則だ。医療現場では、超音波エコーを用いた筋膜リリース注射や、専門の理学療法士による徒手療法と運動指導を組み合わせることで、難治性の痛みでも短期間で劇的な改善を見せるケースが増えている。