スキャンダル直後、最も重い十字架を背負わされたのが相方の児嶋一哉だった。所属事務所のプロダクション人力舎は対応に追われ、渡部に対する無期限の芸能活動自粛処分を発表。事態の収拾がつかない中、児嶋は渡部がナビゲーターを務めていたラジオ番組に緊急代打として生出演した。
マイクの前で声を震わせ、時に大粒の涙を流しながら相方の不実を叱責し、関係者やファンに向けて頭を下げ続けた児嶋の姿は、多くの視聴者の胸を打った。アンジャッシュというコンビが武器にしてきた「計算し尽くされた緻密なコント」という芸術的なブランドは崩壊し、事務所全体が大きな経営的打撃を被ることとなった。児嶋はピン芸人・俳優として孤軍奮闘を強いられ、コンビの関係性は完全に凍結された。