実弥のかっこよさを多面的にしているのが、実弟である不死川玄弥との関係性です。作中では冷徹に突き放すような態度を取り続けた実弥ですが、その真意は「玄弥には鬼殺隊を辞め、どこかで普通の人間として幸せに生きてほしい」という、不器用極まりない兄心からくるものでした。
ネット上の二次創作やファンアートにおいて、実弥と玄弥の兄弟イラストは屈指の人気ジャンルとなっています。背中を預け合って共闘する緊迫感ある構図から、幼少期の無邪気なふたりの日常、そして本編では叶わなかった穏やかな再会シーンまで、胸を締め付ける名作が数多く生み出されています。
普段の険しい表情から一転し、弟の前や穏やかな記憶の中でふと見せる不死川実弥の笑顔イラストは、破壊的なギャップとしてファンの涙腺を刺激します。狂暴な外見の奥底にあるどこまでも純粋な優しさが、イラストを通じて鮮烈に浮かび上がります。