2026年春、和菓子界を揺るがす「ピンクの波」——伝統の桜もちが海外Z世代と老舗職人を巻き込む大ブームの舞台裏

2026年春、和菓子界を揺るがす「ピンクの波」——伝統の桜もちが海外Z世代と老舗職人を巻き込む大ブームの舞台裏

2026年春、和菓子界を揺るがす「ピンクの波」——伝統の桜もちが海外Z世代と老舗職人を巻き込む大ブームの舞台裏に関する注目トピックを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

桜もちを語る上で欠かせないのが、あの独特の香りを放つ緑の葉だ。実は、日本全国で消費される桜もち用の塩漬け葉の約90%が、静岡県伊豆半島の南西に位置する松崎町で生産されていることをご存じだろうか。

ここで使われるのは自生するオオシマザクラの葉。柔らかく、毛が少なく、塩漬けにすることで芳醇なクマリンの香りを放つ。しかし、この伝統産業がいま、深刻な後継者不足と気候変動の波に晒されている。

摘み手である農家の高齢化が進み、収穫量は最盛期の半分近くまで減少。さらに近年の異常気象による生育状況の不安定化が追い打ちをかける。「このままでは本物の国産の葉を使った桜もちが食べられなくなるかもしれない」という危機感が和菓子業界全体に広がった。

これに対し、若い新規就農者を誘致する取り組みや、アグテック(農業技術)を活用した栽培支援がスタート。職人たちも葉を無駄にしない製法を開発するなど、伝統の味を守るためのタッグが今まさに組まれている。

山崎 陸
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山崎 陸

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