連載時、読者の間で急速に広がったのが「ガロウ死亡説」でした。この噂が過熱した背景には、明確な二つの理由が存在します。
一つ目は、木星決戦の直前、地球上でコズミックガロウが放出した宇宙放射線(コズミックレイ)により、タレオをはじめとするヒーローや民間人が次々と倒れ、ガロウ自身も肉体が崩壊しかけていた凄惨な描写です。二つ目は、サイタマとの時間逆行によって「放射線を撒き散らした未来のガロウ」が消滅したため、読者が生死の所在を見失った点にあります。
しかし結論から言えば、ガロウは死亡していません。時間逆行により被害が起きる前の時間軸へ巻き戻ったため、ガロウは神の力を失い、人間怪人としての外殻が粉砕された生身の状態で生存しています。
気になる怪人協会編を経たガロウの現在・その後ですが、彼はヒーロー協会による処刑を免れ、師匠であるバングの預かりとなっています。過酷な滝行で精神を研ぎ澄ませつつ、配達のアルバイトなどで生計を立てる様子が描かれており、世間に対する罪悪感と自らの武のあり方を見つめ直す、非常に人間味のある再出発を果たしています。