初期のコナン映画は、王道の本格ミステリーやパニックアクションが主流だった。しかし、ここ数年でその潮流は大きく変わった。特定の人気キャラクターにスポットライトを当て、彼らの魅力を最大限に引き出す構成がヒットの起爆剤となっている。
特に『ゼロの執行人』での安室透のブレイク以降、映画は「コナンと相棒(あるいはライバル)の物語」としての側面を強めた。怪盗キッドや服部平次、あるいは物語の核心である「黒ずくめの組織」が絡むたびに、SNSはトレンドワードで埋め尽くされる。キャラクターの生き様そのものが、観客を惹きつける最大の磁力となっているのだ。