無事に目標を達成したとき、あるいは願いが実を結んだ瞬間こそが、もう片方の目を入れる「満願成就(まんがんじょうじゅ)」のタイミングです。向かって左側の目(だるまの右目)に墨を入れ、両目を揃えてあげます。この際、「見守っていただき、ありがとうございました」と感謝の言葉を声に出しながら描き入れるのが古くからの礼儀です。
一方で、「1年が経過しても目標に届かなかった場合」の扱いに迷う声も少なくありません。だるまの祈願期間は原則として「最長1年間」とされています。たとえ目に見える結果が出なかったとしても、この1年間大過なく過ごせたことや努力を重ねられたことへの感謝を込め、区切りとして両目を入れてあげるか、あるいは片目のままお礼を伝えて手放すのが一般的です。
役目を終えただるまを一般ゴミとして処分するのは絶対に避けてください。年末年始に地域の神社や寺院で開催される「どんど焼き(左義長)」に持ち込むか、購入した社寺の納札所に納めてお焚き上げ供養を依頼するのが正規のルールです。遠方で購入して直接返納できない場合は、近隣の寺院でだるま供養を受け付けているか確認するか、専門の郵送お焚き上げサービスを活用して礼を尽くして送り出しましょう。