幼少期の子どもが発する「なぜ?」「どうして?」という素朴な疑問に対して、大人は時に面倒になって曖昧な返答をしてしまいがちだ。しかし、芦田の母親の対応は真逆だった。疑問を持ったその瞬間に、一緒に辞書や図鑑を引いて調べることを徹底したという。
「後で調べよう」と後回しにせず、その場で好奇心の火を消さない姿勢。わからないことを調べる行為自体を「たのしい冒険」に変えてしまうアプローチが、自走して学習する習慣を形作った。慶應義塾女子高等学校から法学部へと内部進学を果たした際にも、この根底にある探求心が大きな武器となったことは疑いようがない。