玉置浩二というアーティストは、天与の才能を持つと同時に、極めて繊細で感受性の豊かな魂の持ち主でもある。音楽に対する妥協なき情熱は、時に心身への強い負担となって跳ね返る。青田典子が選んだのは、自身の芸能キャリアを一旦横に置き、彼の健康管理と生活全般を徹底して支えるという道だった。
食生活の見直しからスケジュールの調整、さらにはツアー中のメンタルケアに至るまで、彼女のサポートは徹底していた。彼女の献身は「犠牲」ではなく「自らの意思による選択」であり、そこには一人の表現者を愛し、その歌声を世界に守り届けるという並々ならぬ覚悟が満ちていた。