もちろん、すべてが平穏無事だったわけではない。スタジオに入れば、二人は対等なクリエイター同士として対峙する。アレンジの方向性を巡って意見が対立し、何日も口をきかない時期があったことも、過去のインタビューで語られている。妥協を許さない山下の完璧主義と、自身の世界観を守ろうとする竹内の意志がぶつかり合う瞬間だ。
しかし、そうした衝突すらも、より良い作品を作るためのプロセスとして消化されていく。互いの才能に対する絶対的な敬意があるからこそ、感情的な対立を超えて、最終的には誰もが納得するクオリティの楽曲が完成するのだ。