Q1:心臓カテーテル手術中は意識がありますか?強い痛みはありますか?
A1:全身麻酔ではなく局所麻酔で行うため、手術中も完全に意識があります。医師やスタッフの声が聞こえ、モニターの映像を確認することも可能です。カテーテルを挿入する手首や足の付け根に局所麻酔の注射をする際にチクッとした痛みがありますが、血管の内部には痛覚神経がないため、管が身体の中を進むこと自体の痛みはありません。ただし、バルーンで血管を押し広げる瞬間に、数秒から数十秒程度、胸の重苦しさ(軽い狭心症発作に似た感覚)を覚えることがあります。
Q2:退院後すぐに穿刺部(傷口)から血が出てきたらどうすればよいですか?
A2:万が一、傷口から拍動性の出血(血が勢いよく噴き出す・止まらない)や急速な皮膚の腫れが生じた場合は、一刻を争う緊急事態です。直ちに清潔なガーゼやタオルを当て、親指で骨に向かって体重をかけるように強く圧迫止血しながら、迷わず119番通報で救急車を要請してください。にじむ程度の微量な出血であれば、15分ほど安静にして強く圧迫し、治まった段階で手術を受けた病院の循環器当直医へ電話連絡し指示を仰ぎます。
Q3:高額療養費制度の申請が月をまたいでしまった場合はどうなりますか?
A3:高額療養費制度は「毎月1日から月末まで」の暦月単位で計算されます。例えば7月30日に入院して8月3日に退院した場合、7月の2日間と8月の3日間でそれぞれ別々に限度額が適用されるため、患者の自己負担上限額が2ヶ月分発生し、合算できません。予定手術を組むことが可能な状況であれば、月をまたがず「同月内(例:8月5日入院・8月8日退院)」にスケジュールを設定した方が、医療費の窓口自己負担総額を大幅に低く抑えられます。