オンライン上で語られるApple認定整備済製品の評判を精査すると、総合的な満足度は9割を超えているものの、残る1割の層から「買って後悔した」という強烈な不満が噴出しています。取材で見えてきたのは、製品そのものの初期不良というよりも、購入前の認識と手元に届いた実物との間にある「心理的ギャップ」です。
ネット上で囁かれるApple整備済製品を買ってはいけない理由の最たるものは、スペックや仕様を自分の思い通りに組めない点にあります。通常、Apple公式サイトで新品を購入する際は、メモリやストレージ、キーボード配列などを自由に選ぶ「CTO(注文仕様生産)」が可能です。しかし整備済製品は、あくまで市場から返品された個体そのものが流動的に並ぶため、提示されたスペックをそのまま引き取るしかありません。
「M3やM4世代のMacBookが安く出ている」と焦ってポチった結果、メモリが最小構成のままで専門作業に耐えられなかったり、希望していたUS配列ではなくJIS配列だったりといったミスマッチが生じます。この「在庫争奪戦による焦燥感」が、後悔を生む心理的トラップの正体です。