世界的な観光需要の復活に伴い、京都の観光・インバウンド産業はかつてない活況を呈している。国境を越えて訪れる旅人たちにとっても、日本の伝統建築と西洋の土木技術が融合した水路閣は、極めてユニークなカルチャースポットとして強い関心を集めている。
しかし、訪問者の急増はオーバーツーリズムや石畳・煉瓦の摩耗といった保存管理上の課題も突きつける。歴史的な土木遺産をどのように保護しながら後世へ手渡していくのか。その答えは、かつて先人たちが激しい対立を乗り越えて「自然と人工」「伝統と革新」の調和点を見出した知恵の中にある。
南禅寺水路閣が教えてくれるのは、新しい技術や異文化を拒絶するのではなく、時間をかけて風土に馴染ませていく京都という都市のしなやかな強さだ。清らかな水の流れとともに、この赤煉瓦のアーチはこれからも東山の地で、訪れる人々に時代の記憶を語り継いでいく。 (出典: 水路 閣 南 禅 寺(Yahoo!ニュース))
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