高級アパレル・ファッション産業(Luxury Fashion Industry)全体がインフレと原料高に直面する中、クロムハーツの価格改定はコレクターの間で常に議論の的だ。直営店での国内定価はモデルや仕様によって異なるものの、現在はおよそ6万円台後半から10万円台前半へとシフト。だが、それすらも「買えるなら安い」とみなされる過熱状態が続いている。
グローバルなリセールプラットフォームであるStockX(ストックエックス)や各種スニーカー・アパレル取引所では、限定カラーやマイサイズが定価の1.5倍から3倍超で取引されるケースも日常茶飯事だ。希少性が価格を押し上げ、その価格がさらなる神話を生み出す。クロムハーツはこの上昇スパイラルを完璧に味方につけている。