合格の歓喜の後に押し寄せる現実的な問題が、学費をはじめとする経済的負担だ。慶應義塾幼稚舎の学費は私立小学校の中でもトップクラスであり、初年度納入金や授業料、施設設備費などを合わせると年間約160万〜200万円近くに達する。6年間で単純計算しても1000万円超の学費が必要となる。
しかし、本当の衝撃は「学費以外の出費」にあると合格者の保護者は口を揃える。校外学習や習い事、周囲との交際費、夏休みの海外サマースクール体験など、コミュニティ内で当たり前とされるライフスタイルの水準は極めて高い。「学費そのものは工面できても、文化的な経済格差に圧倒される」という声は少なくない。