1903年(明治36年)に初点灯した出雲日御碕灯台は、地面から頂部までの高さが43.65メートル、水面からは約63.30メートルに達し、石造灯台としては東洋一・日本一の高さを誇ります。外壁には松江市美保関町産の硬質な凝灰岩、内壁にはレンガを使用した二重構造が採用されており、耐震性・耐風性に優れた明治期の高度な土木技術が高く評価され、2026年に国の重要文化財に指定されました。
日本全国に約3,000基ある航路標識のうち、内部に入って上部まで登ることができる「参観灯台」はわずか16基しか存在しません。出雲日御碕灯台はその代表格です。靴を脱いでスリッパに履き替え、163段のらせん階段を一歩一歩踏みしめて最上階を目指します。
内部のらせん階段は段数が多く傾斜も急なため足腰への負荷がかかりますが、登り切った先にある展望デッキからの眺望は圧巻の一言です。360度広がる日本海の大海原、どこまでも続く水平線、足元に広がるダイナミックな柱状節理の岩礁地帯など、息をのむ大迫力の絶景が待っています。