彼女の芸能界入りを支えたのは、数々の個性派タレントを輩出してきた名門事務所・浅井企画だった。温かみのあるアットホームな事務所のバックアップのもと、1985年にシングル『ファースト・レター』で歌手デビューを果たす。この楽曲は、甘酸っぱい初恋の情景を描いた秀逸な歌詞と叙情的な旋律が見事に融合した昭和歌謡曲の隠れた名曲として、今も歌い継がれている。
『ファースト・レター』で見せた透き通るような歌唱力は、瞬く間に音楽関係者の間で話題となった。ラジオのリクエスト番組や音楽チャートでも好調な滑り出しを見せ、彼女の名は全国の音楽ファンへと広がっていく。
浅井企画特有の温かな育成方針も手伝い、彼女はバラエティ番組やトーク番組でも飾らない素顔をのぞかせた。気取らない人柄と愛らしい天然キャラクターが広く受け入れられ、アイドル歌手としての確固たる地位を築いていったのである。