近年、コンビニエンスストアの麺類や専門店で大きなブームを巻き起こしたのが、中国・陝西省の伝統麺料理「ビャンビャン麺」です。ビャンビャン麺の漢字の画数は56〜58画(字体により変動)に達します。
「穴」冠に「言」「幺」「長」「馬」「心」「刂」「辶」など多種多様な部首が詰め込まれたこの文字は、現地の覚え歌(門構えに心を入れて…等の口訣)とともに口伝で守られてきた民間文字です。国際規格Unicode 13.0(CJK統合漢字拡張G)への採択によって公式コードが付与され、デジタル空間でも正式に取り扱えるようになりました。
中国の道教における護符(お札)や民俗文字の世界には、雷・雲・龍などを幾重にも合体させた100画を超える文字が存在します。中には172画や160画とされる合字も民俗資料に見られますが、世界一画数が多い漢字のギネス記録については、辞書掲載や公的文字規格の定義によって議論が分かれており、単一の明確なギネス認定文字としてではなく、各地の文字文化遺産として研究されています。
画数が多い代表的な漢字を分かりやすく整理した一覧表は以下の通りです。