JUONこと鎌田樹音のバックボーンを語る上で欠かせないのが、彼の母であり、シンガーソングライター・女優として異彩を放った故・りりィの存在だ。名曲『私は泣いています』の大ヒットで知られ、晩年は女優としても圧倒的な存在感を見せた彼女の遺伝子は、間違いなく息子であるJUONへと受け継がれている。
幼少期から音楽と表現の極致に囲まれて育ったJUONは、若くして超一流のギターテクニックを習得。FUZZY CONTROLのフロントマンとしてソロワークやバンド活動を展開し、業界内でも「若手屈指のテクニシャン」として名を馳せていた。
吉田美和という偉大なヴォーカリストの隣に立ち、その歌声を受け止めるギターを奏でられる人物は、そう多くない。りりィという偉大な母から受け継いだ感性と、泥臭く磨き上げた本物の技術があったからこそ、彼は彼女の最高のパートナーとなり得たのだろう。