日本国内における法規制は、2026年7月に施行された改正刑法によって大きく前進しました。長年課題とされていた「暴力や脅迫を伴わない手なずけ行為」に対する処罰規定が新設されたためです。
従来の刑法では、直接的な暴行・脅迫がない場合、立件のハードルが高いとされていました。しかし改正により、以下の罪などが新設・再編されました。
1. 面会要求等の罪(いわゆる性的グルーミング罪)
16歳未満の児童に対し、わいせつな目的で手なずけ、性的な行為を目的として面会を要求・面会する行為や、性的な画像を要求する行為そのものが1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象となりました。
2. 性的姿態撮影等処罰法
子どもの性的な姿態を撮影する行為や、撮影した画像を要求・所持・提供する行為に対して厳格な罰則が科されます。
3. 不同意性交等罪・不同意わいせつ罪
従来の強制性交等罪等が見直され、「心理的反応(フリーズ)」や「地位・関係性を利用した影響力による処罰」が明文化されました。対等な判断ができない関係性を利用した性搾取に対して厳正に対処できる枠組みが整っています。