桐朋学園大学への進学を検討する際、避けて通れないのが高額な学費と卒業後の進路問題です。初年度納入金は約250万円、4年間の総額では900万〜1,000万円前後に達します。さらに、専攻によっては数百万円から数千万円規模の楽器購入費、海外マスタークラスへの参加費用、定期的なプライベートレッスン代が加算されます。
では、それだけの投資に見合う就職実績はあるのでしょうか。結論から言えば、桐朋学園大学の就職先は一般大学の就職ランキングとは全く異なる生態系を持っています。
【主な進路の内訳とリアル】
- プロ演奏家・オーケストラ団員:国内主要プロオケ(NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団など)や海外オケのオーディションに合格し、演奏活動を本業とするルート。上位層が確実にこの枠を勝ち取ります。
- 海外留学・大学院進学:ヨーロッパ(ドイツ、フランス、オーストリア等)やアメリカの名門音楽院へ進学し、さらなる研鑽を積むルート。卒業生の約2〜3割が選択します。
- 音楽指導者・教育関係:桐朋の付属音楽教室や自宅レッスン、私立中高の音楽科教員として次世代を育成する道。指導者としてのブランド力は国内随一です。
- 一般企業への就職:楽器メーカー、音楽出版社、放送・広告・エンタメ業界への就職に加え、近年は金融やIT企業へ進む学生も存在します。「何年間も1日何時間も孤独な反復練習をやり切った集中力と自己管理能力」は、一般企業の採用現場でも高く評価されています。