新シーズンやスペシャルの発表会見の場において、松重豊が発する「おじさんがただご飯を食べているだけの番組」「今回で本当に最後にしたい」「胃袋がもう限界」といった発言は、ファンの間でお馴染みの名物コメントとなってきました。しかし、これが単なるリップサービスにとどまらず、幾度となく本気の降板説として週刊誌やネットニュースを騒がせる要因にもなっています。
降板が噂された最大の背景には、凄まじく過酷な撮影現場のリアルが存在します。『孤独のグルメ』の撮影において、松重豊は料理の「食べ残し」や「吐き出し」を一切行わず、劇中で登場するボリューミーな料理を実際に完食しています。最高のリアクションと食べっぷりをカメラに収めるため、撮影の前日夜から食事を抜き、当日は極限の空腹状態でロケ地に赴くストイックな準備を毎回徹底してきました。
1日の中で複数の店舗や追加メニューを収録することもあり、50代から60代へと年齢を重ねる中で生じる消化器官への負担は計り知れません。現場関係者によると、「本当に美味しそうに食べる姿を届けたい」というプロ意識の高さゆえに生じる身体的摩耗が、思わず漏れ出る本音へと繋がっていたと明かされています。