混雑を回避する最大の鍵は、地下改札から直結する地下広場「木挽町広場」の動線設計にある。東銀座駅の3番出口は、日本の伝統を象徴する歌舞伎座にそのまま繋がっており、地上に出て横断歩道を待つ必要が一切ない。観劇客や観光客で地下のメイン通路が滞留している時間帯でも、あえて日比谷線側ではなく都営浅草線側の改札を経由し、A1やA2出入口側へ移動すれば、地上への出入りで人波に揉まれるリスクを最小限に抑えられる。
さらに見逃せないのが、銀座駅から東銀座駅、さらには日比谷駅までを東西南北に結ぶ巨大な地下歩行者コンコースだ。夏の猛暑や冬の悪天候を完全にシャットアウトできるだけでなく、地上歩道が観光客で混み合う週末でも、地下の端を歩くことで驚くほどスムーズな歩行速度を維持できる。