改正健康増進法の全面施行を受け、航空施設における煙草の扱いは厳しい規制の下にある。国土交通省東京航空局の指導方針に従い、函館空港でも徹底した受動喫煙防止対策が講じられてきた。
空港の運営を担う北海道エアポート株式会社は、非喫煙者である一般利用客や空港スタッフの健康被害を防ぐため、基準を満たした技術的設備を持つ喫煙専用室のみを運用している。室内の気流制御や負圧管理は厳密に行われており、屋外へ排出される排気ダクトの配置に至るまで緻密に計算されているという。
こうした取り組みには、地域社会やたばこメーカーとの連携も不可欠だ。日本たばこ産業と協議を重ねながら、たばこを吸う人と吸わない人の双方が快適に過ごせる空間デザインが追及され続けている。