現在、「070」の番号帯は特定の格安SIM事業者に限定されたものではない。日本の電気通信事業を支える主要なプレイヤーのほぼすべてに、公平に割り振られている。
インフラを自社で所有する移動体通信事業者(MNO)であるNTTドコモをはじめ、KDDI、ソフトバンク、そして市場へ参入した楽天モバイルにいたるまで、自社ユーザーへの新規発行枠として070番号を広く採用している。また、ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileにおいても、過去のPHS事業の経緯を引き継ぎつつ、現在では高度なスマートフォン回線として070の割り当てが行われている。
つまり、070からの着信であるという事実だけでは、契約キャリアも利用者の属性も一切特定できない。法人の業務用端末、個人のサブ回線、あるいは最新の格安スマホプランまで、あらゆる通信端末がこのプレフィックスを共有しているのが現代の通信環境の実情だ。