浅田真央さんの父・敏治氏といえば、かつて名古屋の繁華街で複数の店舗を経営する敏腕実業家として知られていました。しかし、娘たちがフィギュアスケートの世界で頭角を現すにつれ、彼の生活は一変することになります。莫大な費用がかかるフィギュアスケートの活動資金を捻出するため、彼は深夜まで働き続けました。
偏見や心ない報道に晒されることも少なくありませんでしたが、彼は一切の弁明をせず、ただ黙々と資金面でのバックアップに徹しました。「すべては娘たちの夢のため」。その一心で、かつての華やかなビジネスからは完全に身を引き、表舞台に立つことなく黒衣に徹する道を選んだのです。