『スター・ウォーズ』シリーズにおける重厚な吹き替えや、『NARUTO -ナルト-』の角都(カクズ)役に代表される悪役の演技もまた、土師の真骨頂である。
ダークファンタジーや壮大なSF世界において、物語の緊張感を決めるのは魅力的なヴィランの存在だ。『NARUTO -ナルト-』で演じた角都は、不死の肉体を持ち、長い歴史を生きてきた老練な忍者。その声には、幾重にも重なる年月と冷徹なリアリズムが刻み込まれていた。
ただ恐ろしいだけではない。どこか説得力を感じさせるダークファンタジーの登場人物たちは、土師の声を得ることで、単なる悪を超えた「存在の重み」を宿すことになる。