『Jin』坂本龍馬役の内野聖陽が歴代最高と絶賛された理由と現在

『Jin』坂本龍馬役の内野聖陽が歴代最高と絶賛された理由と現在

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坂本龍馬という歴史上の巨星を語る上で、2009年の『JIN-仁-』第1期と、翌2010年に放送されたNHK大河ドラマ『龍馬伝』で福山雅治が演じた龍馬の比較は、エンタメ史における重要な議論のテーマとなっています。

項目『JIN-仁-』内野聖陽(2009/2011)『龍馬伝』福山雅治(2010)編集部の見解・分析キャラクター造形野性味、泥臭さ、親しみやすい豪放さスタイリッシュ、透明感、新時代を切り拓くカリスマ内野は「人間・龍馬」、福山は「時代のアイコン」として見事に対比を成した演技のアプローチ舞台仕込みの圧倒的発声と情動の爆発繊細な内面描写と岩崎弥太郎との対比構造演劇的ダイナミズムの内野に対し、福山は映像美と調和するモダンなアプローチ土佐弁の質感荒々しく日常会話として完全に溶け込んだ土着性リズミカルで聞き取りやすく洗練された響き方言のリアリティを追求した内野の執念は玄人筋から極めて高い支持を獲得実在人物との親和性残された書簡に見られる茶目っ気や大胆さに極めて近い海外志向の先進性や平和主義者としての側面を強調歴史資料が示す「大柄で人たらし」な実像は内野のフォルムと完璧に合致

実在の坂本龍馬との違いという観点で見ると、史実の龍馬は商人気質が強く、極めてプラグマティック(実利主義的)な一面も持ち合わせていました。ドラマ『JIN-仁-』ではSF医療ドラマとしての劇的効果を高めるため、情に厚く、南方仁の医療行為に対して純粋な驚きと使命感を抱く人物として脚色されています。しかし、内野聖陽はその脚色すらも「史実の龍馬なら絶対にこう言ったはずだ」と観客に信じ込ませるだけの説得力でねじ伏せてみせました。

吉田 誠
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吉田 誠

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